紺野あさ美、小川麻琴、卒業セレモニー

小川のMCの前に”麻琴”コールがなくて残念だったけど、
紺野がコメントする前の”こんこん”コールがすごかった。


小川のコメントは、メンバー、スタッフ、ファンへの感謝の言葉。
その後に紺野へのコメントになり、途中で涙ぐむ。
「よく食べたね。会話の80%が食べ物の話題だったね。
地元の違う二人が五年間でこんなに仲良くなれるなんて、
これからは頻繁に会えなくなるけど、離れても私たちはラブラブだよね。
五年間でできた絆は誰にも邪魔できないからね。こんこん大好きだよ。」というような内容。
小川のコメントを聞いている紺野も涙。


紺野もメンバー、スタッフ、ファンへの感謝の言葉が多い。。
途中で何度も言葉に詰まり、その度に会場からは励ましの声援が。
「この五年間でいろいろなものが心に焼きつきました。
それは娘。を卒業した後も一生ものだと思います」というような内容。
終わった後の紺野コールもすごかったし、
卒業のコメントの途中であんなに励ましの声援が入るってのも初めてのような気がした。


「好きな先輩」でも曲中の”こんこん”、”麻琴”コールがすごい。
自分自身が悲しいとかいうのはなくても、卒コンはこの雰囲気に感情を動かされる。
大観衆の情念ていうか、思いのうねりみたいのが感じられて、
身震いするっていうか、鳥肌が立つっていうか、やっぱり卒コンなんだなあと感じる。


亀井は最初から泣いてた。小川には「まこっちゃんはいつも元気一杯で明るくて、
みんなから愛されていて、私もそういう人になれるように頑張る。」というような内容。
紺野には「私はすぐに一杯一杯になっちゃうので、
ゆっくりしている紺ちゃんを見るとほっとできた。
勉強とかで一杯一杯になったら、メールや電話して。」というような内容。
亀井と小川、紺野ってそれほど繋がりはないように思っていたので、
いきなり亀井が号泣に近かったのは意外だった。


久住は号泣。二人に対して「一杯ダンスとか教わったことを忘れません。」というような内容。
しゃくり上げちゃって、ほとんどコメントできていなかった。
あんなに泣くとは思ってなかったけど、初めての卒業式ってこともあったのかな?


道重は落ち着いていた。小川には「まこっちゃんはいつも笑顔で、
嫌なことがあってもその笑顔を見ると安心する心強い存在だった。
周りを幸せにできる笑顔を忘れないで。」というような内容。
紺野には「紺野さんは、すごいマイペースで、自分からみても大丈夫かなって感じだった。
これからもマイペースでいて下さい。」というような内容。
それに付け足して「ピンク大好きキャラは私が引き継ぎます。」と宣言。
紺野もそれに「さゆだったらいいよ。大事にしてね。」と応じる。
会場からは笑いもおきてた。変に泣くより道重らしくてよかったな。


田中も泣いてた。小川には「一人で変顔とかしてるのをこっそり見てた。
それにすごい癒されてた。」というような内容。
紺野には「食べてる時の幸せそうな顔が好きだった。
これからも一杯食べて幸せな笑顔でいて下さい。」というような内容。
石川卒コンの時もそうだったんだけど、泣いているわりにはコメントの内容が、
笑いを誘うようなものなんだよなあ。


高橋は「どうしよう。ずーっと一緒にいたから何言っていいかわかんない。」って入りから、
小川には「オーディションの時からお互いに意識してきた。仲間意識もライバル意識もあって、
お互いに成長できた。いい刺激だったと思う。」というような内容。
紺野には「こんこんは鉄のように硬い芯を持ってる。自分もそういう芯を持たないとって思う。
ほっぺたを気にしてたけど、それもこんこんだから自信を持って。」とか言っているところに、
新垣に「まとまってないから。」と突っ込まれて、
「とりあえずおめでとうということが言いたかった。」とまとめる。
卒コンの度に空気が読めないって叩かれる高橋のコメントなんだけど、
今回は高橋のありのままの気持ちが伝わってきてよかったと思う。
まとめきれなくて、とりとめもなく喋っちゃうところとかね。
伝えようとしても、うまく伝えられないっていうのが正直なところだと思う。
紺野へのコメントの時にピンクのサイリウムに触れたりして、
周りも見られるようになってるじゃんとも思ったんだけど、
小川に「リボンの騎士成功させましょう。」とか言ったり、
はける時の「失礼しました。」とか、どうしても余分な一言が入っちゃうんだよなあ。


新垣は高橋に突っ込んでいた時は普通だったのに、自分の番になった途端に号泣。
二人に対して「本当に卒業するの?実感がわかなくて…。
ずっと一緒にいたから何言えばいいかわかんない。
本当に悩んでる時とか、側にいるだけで二人には一杯助けてもらった。
こんなに大切で本当に大好きな仲間ができたのは初めてだった。
これからもずっと仲間でいてね。」というような内容。
コメントの途中に何度も嗚咽で止まってた。
新垣はいつもストレートに自分の思いが出せるね。
今までの先輩の卒業式から同期の卒業式になっても、
その新垣の良いところは変わっていなかった。
最後、あまりにもコメントできなくて紺野と小川が抱き寄せているところに、
高橋も入ってきたんだけど、そのことに対して藤本が何か突っ込んでたな。


藤本は表面上は普通のテンションだった。
小川には「何言ってるかわからないことが多いけど、それに癒されてた。」というような内容。
「この前、初めて一緒にご飯を食べに行った。」というところで会場が沸く。
それに「行きますから。」みたいな感じで答えていた。
その流れで「大体、家にいるから誘って。」というような社交辞令も。
紺野には「フットサルでいろんなこんこんが見られてうれしかった。
これから勉強とか大変だと思うけど、フットサルだったり娘。だったり、
みんないるから安心して自分の夢に向かって下さい。」というような内容。
確かに、藤本が小川とご飯を食べに行ったっていうのは意外な組み合わせだ。


吉澤はリーダーとしての包容力みたいなのを感じた。
小川には「麻琴はやめるの?麻琴とはお笑いコンビで一緒にやってきて、
二人で弾けて楽しかった。」というような内容。
一言、一言に小川も答えてて掛け合い漫才みたいになってた。
「弾けただけじゃなくていろんな話をしてきたね。」というところでは、
”いろんな話”というところの吉澤の表情が含みを持たせるようだった。
まだミュージカルがあるので、最後に「ナイロンよろしくな!」と声をかけると、
「はい、大臣!」と答える小川。本当にこの二人はいいコンビだなあ。
紺野には「イライラするくらい遅い。だけどすごいやさしくて、
リーダーになって不安だった時にメールをくれて支えてくれた。」というような内容。
ここで「後輩の卒業やばいっすわ。」と吉澤が言って、少しの間遠くを見つめる。
石川卒コンの時は、一応リーダーだったとはいえ、まだなったばかりだったし、
実質的に娘。のリーダーとして初めての卒業式だもんなあ。
それに初めての後輩の卒業式だし、リーダーらしく振舞っていても、
辛さとか寂しさとか抑えていた感情が出かかっていたのかな。
それでも落ち着きを取り戻して「フットサルでのキーパー姿には、みんなパワーを貰った。
これからもガッタス頑張るから、いつでもストレス発散においで。
娘。はこれからもずっとかっこいい曲を歌って、踊って、楽しいグループでいるから、
何かあったら連絡してきて」と締める。



当初はグダグダな卒コンになるんじゃないかと思っていたけど、いい卒業式だった。
セレモニーの時間もしっかり確保されて、それぞれのメンバーも十分にコメントできたと思うし。
最終公演の紺野、小川のMCから「本気で熱いテーマソング」までは、
娘。の時間として、完全にワンダフルハーツランドから独立してた。
ただ、小川への配慮がもう少しほしかったかな。
あと1ヶ月あるとか、紺野と違ってハロプロに残留するとかいうことはあるけど、
形式としては小川の卒コンにもなってたので、
初めから紺野、小川卒コンということで告知をしてもらいたかった。
ミュージカルのラストで何かあるのかもしれないけど、
マスコミの注目度とか、観客の数とかを考えると扱いが小さくなりそうだし。
紺野だけでなく、小川の娘。卒業コンサートであるということもきちんと伝えてほしかった。
ただ、あの瞬間、あの会場にいたハロプロのメンバーや観客は紺野だけでなく、
小川のモーニング娘。卒業も祝ってあげられたと思います。
二人とも5年間お疲れ様でした。そして、卒業おめでとう!