卒業式のない卒コン

昨日、美勇伝のファンの集いに行って、今日ベリコンに行く奴なんて、
他にいないだろうなあと思いつつ、夜公演だけのために東京へ。
夏から秋にかけて、すっかりベリ関係のコンサが主戦場になってる。
「 〜スイッチON!〜」は、大阪、名古屋、東京と、6公演中3公演参戦とか。
当初は、東京は行く予定ではなかったんだけど、石村卒業が決まったからなあ。
それを抜きにしても、今回のツアーは何度でも行きたくなる魅力があるが。


会場には45分前くらいに着いたのだけど、あまり緊迫感のようなものはなく、
いつものベリコン開演前の会場周辺って感じ。
東京厚生年金会館美勇伝のファーストコンサートで来たけど、
またこの会場に来ることになるとは。やることもないので、すぐに入場する。
入り口の手前で青色のサイリウムを配っていたけど、今までの娘。の卒コンみたいに、
会場に入ってから配るよりも、入り口で渡す方が効率がいいということに気づく。
名古屋での花束投げ入れのせいか、
荷物チェックの時に「プレゼントはありませんか?」って聞かれたけど、
チェック自体は相変わらず緩いので、やるならもっと厳しくやらないと。
すぐには席に着かずに物販とかを見てると、
CD販売の所で、いつもイベントで司会をしているアニキが呼び込みをしてた。
あの人はゼティマの社員だっけか?さすがに今日はがっついている人はいなかった。


今日の座席は1階9列のステージに向かって右側のサブセンターで微妙に遠い。
開演前の会場内も、今までのコンサとそれ程は変わっていなかった気がする。
ただ、開演前の「舞波」コールがどんどん大きくなっていくのは迫力があった。
コンサは10分くらい押して開演。大阪、名古屋の時は、サブセンターブロックは、
いまいち盛り上がらないと思ったけど、さすがに今日は違った。
周りも過激なヲタはいなかったけど、みんな気合が入ってた。
そのせいで「なん恋」から必要以上に飛ばしまくって、最初の2曲でもう汗だくに。


最初のMCで、「舞波」コールがおきる前に、石村が話し始めちゃうってのは、
娘。の卒コンとは違うところ。
石村は、今までのように「10月2日までは…」って言っちゃって、
「今日までは…」って言い直してたり。でも、特に感傷的な様子はなく、笑顔もみられた。
他のメンバーは、菅谷が少し目をぬぐっていたような気がした。
今日も、MCで嗣永が正面にくるくらいのポジションだったんだけど、
名古屋より遠いので脳内で楽しめるほどでもない。しかも前の人が背が高かったので、
ステージ中央よりも目の前のステージをみる方が大変だったり。


次の「ハピネス」から「ファイポ」までも、今までで一番盛り上がる。
振りとかよくわからないところも、適当にやって周囲に負けずに楽しむ。
「愛のポエム」で小休止なんだけど、その後の「かっちょええ!」で再点火だし。
CDで聴いていた時は糞曲だったのに、コンサでこんな風に化けるとは。
「蝉」のPVも今までは休憩してたけど、今日は俺もコールしてみたり。
今日も「日直」はカットされてて残念だったけど、
コンサ行く度に、いろいろな曲で楽しめるようになってきたので、息をつく暇がない。
途中で、ペース落とさないとヤバイって何度も思った。
それほど、無駄に跳びまくり、声出しまくりで盛り上がってた。
アンコール前の「呪縛」、「スペジェネ」、「友情 純情 oh 青春」のコンボなんて、
死ねっていってるようなもんだもんなあ。今回のセットリスト最強だわ。


友情 純情 oh 青春」が終わって、メンバーがステージからはけて、
このタイミングで会場は青色のサイリウムに包まれるわけだが、
よし俺もと思って、用意してきたサイリウムを出したら、あれ?色が周りと違う。
これ、パステルブルーじゃん…。そそくさと片づけました…orz。
ただ、このサイリウム祭りは会場全体が青一色になったという点では成功だけど、
演出としては失敗かな。これは会場やスタッフの問題かもしれないけど、
メンバーがステージからはけた後も照明が落ちなかったのが痛かった。
暗転した会場が、徐々に一つの色に染まっていくのが綺麗なのに、
ステージ上が明るいままだと、その効果が薄れちゃうんだよね。


舞波」コールの中、再びメンバーがステージ上に登場するも、
サイリウムについて触れるわけでもなく、淡々と進行していく。
最後のMCも石村は、涙を見せることなくコメントを言い終える。
メンバーが会場と一緒に「舞波」コールをすることもなかった。
これは、ベリメンが経験不足でアドリブで対応できなかったのか、
事務所から会場の様子に反応するなって指示されていたのかどっちだったのだろうか?
他のメンバーは、この段階では、菅谷と須藤は涙ぐんでたかな。


そしてアンコールへ。「BERRY FIELDS」で嗣永と石村が2人で歌うところがあるんだけど、
ここで、嗣永が涙ぐんで、それを石村が慰めるという状況が。
これがDVDに残るかと思うと、嗣永はタイミングが完璧。
もちろん、素の感情だとは思うけど、あれはさすがに嗣永だと思わざるをえない。
Bye Bye またね」の時は、各メンバー涙ぐんでいたけど、
歌えなくなるほどボロボロってことはなかった。一番、平静だったのは夏焼かな。
Bye Bye またね」では、歌詞の一部を”舞波”に変えて歌うっていう企画もあったけど、
これも会場全体が揃うのは難しかったみたい。あまりはっきりとは聴こえなかった。


そして、スタッフが花束を清水に渡して、清水が石村に渡して終了。
卒業式はなかった。何かあるだろうと期待していただけに拍子抜けした。
卒業が急遽決まったからかとか、事務所主導の卒業じゃないからかとか、
こういう展開になると、いろいろと邪推しちゃうんだよね。
チケットの発売前に卒業が決まってれば、卒業公演ってことでビジネスになるけど、
今回みたいな卒業だと儲かったのは転売屋だけで、事務所は全然おいしくないし。
当時の事情は知らないけど、メンバーからのメッセージとかがDVDに収録されなかった、
市井の卒コンみたいな扱いなのかなあと思ったり。


最後に、清水と石村がステージからはけた後、会場内も一瞬あっけにとられた感じだった。
すぐに、「舞波」コールがおきたけど、あまり続かず、「Berryz最高!」とか、
「万歳!」とかに変わっていって、余韻を残すようなものではなかった。
周りで泣き崩れる人がいるとか、すすり泣く声が聞こえてくることもなく、
娘。の卒コンに慣れている俺としては、あまり卒コンという感じがしなかったんだけど、
ベリヲタの人たちは、初めての卒コンをどう思ったんだろうか?
コンサート自体は、いつもよりテンション上がって、すごく楽しかったけどね。


いつも、卒コンの翌日は休みをとっておくんだけど、
今回は参戦を決めたのが急だったこともあり、普通に仕事だ。きついなあ。